Re: id:nanacyさんの10/23 08:50のコメント

『スパムって言うほど無差別にカキコしてませんよ。僕はマジメにコメントしてますから、かなりの長文を書き込む事だってあります。それが結果的にアクセス増に繋がるってのが「ミソ」なんじゃないですかぁ!』 (10/23 08:50)

「無差別ではない」から「スパムではない」とは言い切れないでしょう。「スパム」の定義は明確ではありませんが、「一方的に」「迷惑な」「宣伝を」「大量に」「送りつける」なんて要素に複数当てはまれば当てはまるほど、それは「スパム」に近いものとなります(究極的には「受け取る人がスパムだと思ったものがスパムだ」という定義を主張する人もいます)。

また私は、現在id:nanacyさんがやっている(やろうとしている)こと=スパムであると言い切っているのではなく、「この方針を推し進めていった結果」がスパムになるであろうと言っています。これはすなわち方向性および度合いの問題です。

また「たちの悪い」という表現は、それが明確に「スパムである」と言い切れないが、しかし受け取る側から取ってみれば十分に「スパムたり得る場合がある」行為であることを意味しています。

誰もにとって明確なスパムであるならば、ある意味対策を取るのは難しくありません(削除する、など)。しかし、「スパムである」と言い切れないが、受け取る側にとってはスパムに等しいようなものは、非常に扱いが難しくなります。

その点を考えると、id:bmpさんの10/23 08:50のコメントにある、

ただはてなの場合中央サーバー型なのでMTなんかよりはスパムは防げると思う

というのは、楽観的過ぎる気がします。客観的にスパムと判断しにくい(しかし受け取る側にとっては非常にスパム的である)行為については、いくら中央サーバー型のはてなダイアリーシステムでも、そう簡単に対応できないでしょう(割り込む口があっても、そこでの判断基準の設定が難しい)。

「何通(個)以上の迷惑メール(コメント)はスパムである」と定義できるわけでないし、「毎回文章を変えればそれはスパムではない」という訳でもない。きちんと元文章を読んでコメントをしたのか、(宣伝を目的に)斜め読みしていい加減な脊髄反射レスしたのかの区別を、客観的に判断することは難しい。

まあ何にしろ私の結論としては変わらず、id:nanacyさんの主張する手法の行き着く先は「たちの悪いコメントスパムの手法が一つ増えた(利用例として確立した)」ってことになりそうだし、しかもそれをやめさせる(論理的な説得、システム的な対策)のも難しそうだなー、というところです。