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■ はてなダイアリー的なものをグローバルに
はてなダイアリー的なものをグローバルにすることで面白いものができそうだなー。はてなダイアリーは、Web日記システムにWiki的なキーワード指向コンテンツ管理システムをうまく連動させ、コミュニケーション機能を強化したものである、と考えると、それがはてなダイアリーシステムの中に閉じられている必要はない。というか、はてなダイアリーシステムに閉じられていない方がもっと面白くなる。
具体的にいうと、まず一個Wikiを用意する。単なるWikiでも構わないけれども、はてなダイアリーみたいに日記システムと連携することを前提にちょっとカスタマイズした方がいいかも。
で、あとそれと連携する日記システムを用意する。これは独自に作ってもいいし、既存の日記システムにプラグインとして連係機能を追加してもいい。最低限の機能としては、前段落で用意したWikiへのキーワードリンクを生成できればいいだけだから、どんな日記システムに組み込むのも簡単だろう。
キーワードリンクってのは結局、http://wiki-server/?keyword=****みたいなものになるわけだから、wiki-serverのところを変更することで、ユーザーは自分の好きなWikiをコミュニケーションの場として選択することができる。比較的ノンジャンルのグローバルなWikiを選択した場合は、一般的なコミュニケーションの場として使われ、ある用途に特化したWikiを選択した場合はそれ系の濃いコミュニケーションが行われる。
といった方向のものをちょっと具体的に考えてみよう。
■ はてなダイアリー的なものをグローバルに 2
ちなみにこの話のネタ元は、感覚の共有とか白昼夢?あたりです。
で、その辺りを前提にどういうシステムがあると楽しそうかというと、
・簡単にキーワードリンクが生成できるWeb日記システム
・キーワードリンクによって閲覧・新規ページ生成が簡単にできるWikiシステム
・できれば名前空間を複数切り分けやすかったりするといいかも
・書籍関連とかはどこかのサイトの書誌情報と連携できるといいかも
・Wikiシステムに存在するキーワードの一覧情報を外部(日記システム)から簡単に得る方法(自動リンク用データベース)
・普通に考えれば定期的な処理になるだろうけど、一般的な日記システムでそういうのはあわないよな
・あるキーワードのドキュメントにリンクされている日記(URL)を取得・公開する方法
・簡単なのはREFERERだけど、それはあんまり正確じゃない
・できればTrackBackみたいに明示的に通知する仕組みをもたせたいところ
って感じか。最初の二つは難しくないけど、後ろの二つはよく考えておいた方が良さそうだ。
結局のところは、WikiLikeでいろいろ考えていたTrackBackとRefererを透過的に扱う方法とか、RSSよりももうちょっと詳しいサイト情報の配信インターフェースとかのネタが肝になってきそうだな。Webサイト(CMS)同士で情報交換する汎用的な仕組みをもたせたいなー、という話。
■ はてなダイアリー的なものをグローバルに 3
より具体的な機能レベルに落として考えてみる。
Wikiシステム側に欲しい機能としては、
・キーワードに結びつけられたドキュメントを表示
・キーワードに結びつけられたドキュメントを編集
・キーワードに結びつけられたドキュメントを新規作成
・キーワードに結びつけられたドキュメントにリンクしている日記ドキュメントの情報を管理
・保持しているキーワードドキュメントの一覧
・検索条件を指定して、さまざまな取り出し方ができるように
・指定日時以降に新規作成された
・指定日時以降に更新された
・読み仮名順にn件
・XMLインターフェースともっと手軽なインターフェースの2種類用意した方がいいだろうな
日記システム側に欲しい機能としては、
・キーワード指定した文字列をキーワードとしてリンク
・連携Wikiシステムにキーワード文字列を、そのリンク元ドキュメントIDとともに通知
・Wikiシステムから取り込んだキーワード文字列をリンク化
・明示的にキーワード指定した文字列と自動リンクされたものはどう差別化するべきだろう